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オークランド旅行記が終わっていませんがちょっと映画の話。
何故なら今日は火曜日だから(笑)
火曜日は映画が安いので、できるだけ観ようと思っています。

本日観たのは"Memoires of a Geisha"。
日本で『さゆり』というタイトルで本が出ていたのは知っていたので英語版も"SAYURI"というタイトルなのかと思っていたら本自体も"Memoires of a Geisha"だったんですね。って言うより日本での映画のタイトルは『SAYURI』だって先日TomotyとPossyに聞いて初めて知りました。

この映画を観ようと思った一番の理由は日本が舞台だから。
そしてそれを英語で作っているというのがとても気になったから。
正直なところ、ヒロインのさゆりを中国人のチャン・ツィーが演じるというのがどうしても受け入れがたかったのだけど、確かにハリウッドで活躍している主役級の日本人ってまだいないですものね。それに実際に映画を観たらそんなことどうでもよくなってしまいました。

結論から言うと、観てよかったなと。
当時の花街自体を日本人である私も知らないからどこまで正しく描かれているのか判断はできないのだけれど、少なくともハリウッドが描く日本としてはかなり自然だったのではないかと。それは当然日本の俳優やスタッフが大勢参加しているわけでそうそう変なものは作らせなかったんだと思いますけどね。

そして何と言っても映像がとても美しかった。
衣装やセットが美しいからというのも理由だけれど何より撮り方がきれい。
もうこれでもかというくらい、桜や紅葉、そして雪などで日本の四季の美しさを出しているのだけどそれらを本当に美しく描写していたと思います。その撮り方は自然以外でも町の風景や人の撮り方などにも出ていて欧米の人々にはかなりオリエンタルな魅力を伝えたのではないかしら。日本人である私も、はぁ?と溜息をつくような場面が沢山ありました。

そして日本語と日本の文化。
最初のシーンは全日本語。字幕も一切なしだったのだけど別にNZだからサボっているわけじゃないわよね?そのほかところどころ日本語が出てきます。それが文章のこともあるし、単語であることも。「おねえさん」「おかあさん」「帯」などの言葉は会話に挟まれていて特に説明はされていなかったように思ったけど・・・。また「みずあげ」なんかも日本語で(訳しようがないものね)、日本人以外には100%理解するのは難しいかなぁというのが感想。

役者さん達についてはチャン・ツィーもきれいだったけど何といっても豆葉という「おねえさん」を演じたミシェル・ヨーがよかった。あんな色気があったらなぁ?。
そして芸者役で唯一日本人だった工藤夕貴は英語はペラペラと知ってはいたけど英語が自然で感動。全体的に英語を母国語としていない人が多く出ているからナレーションも含めてちょっとだけ聞きにくい。でも彼女の英語はすごーい自然。さすが早くからハリウッドに進出していただけのことはある。ただ正直、チャン・ツィー、ミシェル・ヨー、コン・リーらに比べると華やかさに欠けたかも。そして何故か彼女だけ名前が訳されていて"Pumpkin"だったのが不思議。何で何で?と思いながら観終わったんだけどちょっと調べたら日本語では「おカボ」なのね。

ちなみに相撲のシーンでは身体が小さいのに「はたきこみ」で相手を倒す関取役で舞の海が出ていて、それも日本人ならわかるニンマリシーンのひとつ。

その他、渡辺謙(個人的にかなり好き)はハリウッド進出済みだけど、役所広司や桃井かおりなど日本ではメジャーな役者さんも出ていてかなり興味深かったです。

色々な意味で観てみてもいい映画ではないかと思います。
私は海外にいるから特にそう思ったのかも。