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NZ国内でただひとつのお城、それがオタゴ半島にあるこのラーナック城。
とは言っても実際に王族が住んでいたわけではなく
19世紀後半に銀行業で成功したウィリアム・ラーナック氏の邸宅として建てられた。
200人もの人を使い3年以上もかけて造られたという。
中世のお城を模しており、中身も贅沢な装飾がいっぱい。

しかし、ラーナック氏自体はその後事業にも失敗し家庭内にも様々な問題を抱え
最終的にはこの家を手放した末に自殺すると言う悲劇の最後を遂げている。
現在は他の人に買い取られ、修復され一般に公開されているのだ。

と、そんな話は申し込んだツアーのガイドさんがしてくれたもの。
ラーナック城があるオタゴ半島には公共の交通機関がなく
行くとすれば自分の車かツアーに入るのみ。
そこでツアーに入ったのだが、何とこの日大きな観光バスに熊猫ちゃんと2人きり・・・。
しかもガイドはドライバーさんが兼ねていて、お城のツアーガイドまで彼だと言う。
プライベートで超お得!と言いたいところだが
英語のガイドを張り付いてされるほどしんどいこともないもので(笑)
でもまぁ、お陰さまでゴシップまがいのこのお城にまつわる一族の内情など
聞けたわけで、なかなか興味深かった。

ガイドを一通りしてくれた後、ドライバーさんは私達を自由にしてくれたのだが
残念ながら時間が足りない!
庭もゆっくり見たかったし、ラーナック氏が長女の21歳のバースデープレゼントに
送ったというボール(舞踏場)を利用したカフェでお茶もゆっくりしたかったのだが
与えられた時間はわずか20分程度。無理だ?!!
塔にちょっと上って、庭を駆け足で周って精一杯だった。
あ?。やっぱり車があればどんなに便利なことか!
この日私達が入ったのは半日コースだったので仕方なかったのかな。

いずれにせよ、私達2人に張り付いてくれたガイド兼ドライバーさん、ありがとうございました。